イランの年間衣類輸出額は1億1000万ドル超

「金融フォーラム」が7月25日に報じたところによると、イランの工鉱貿易部紡績・服装司長は、2020-2021年度、イランは合計1億1300万ドル相当の服装を輸出し、前年度の5900万ドルから91.5%増加し、生産量は前年同期比25%増加したと明らかにした。イラク、アフガニスタン、中央アジア諸国、ペルシャ湾岸諸国が主な輸出先である。

イラン紡績服装生産・輸出連盟のナノ副主席によると、イラン国内の服装需要は51万トン、年間生産量は約38万5000トン。為替レートの変動やイランの家計支出の変化により、同業界の売上高は正確に計算できないが、年間約60億～80億ドルと推定されている。

2018年、アパレル市場の改善と管理のため、イランはアパレル製品の輸入を禁止し、密輸は同業界が直面している最大の挑戦である。イランの密輸貨物取り締まりと外国為替本部は年間約6億ドルの衣料品密輸の価値を試算しており、取り締まりが強化されると、密輸衣料品は以前国内市場の90%を占めていたものから20%に減少し、80%の衣料品需要は現地生産を通じて満足できるようになった。しかし、紡績と服装の生産と輸出連盟の責任者は、市場での密輸貨物の追跡と検査のデータが正確ではないため、年間18億〜25億ドルの密輸服装がイランに入っていると考えている。原材料価格の上昇、イランのリアルドル安などの理由で、イランの顧客は比較的安価な密輸服を購入したいと考えている。

（出所：在イランイスラム共和国大使館経済）